グローバル・リーダー・シリーズ

Frederico Curado(エンブラエル社、社長兼CEO)氏との対話

2007年、Frederico Curado氏はエンブラエル社の社長兼CEOに任命されました。同社は、ボーイング社とエアバス社に続く業界第3の航空機メーカーです。 Curado氏が就任した当時は、エンブラエル社の経営は深刻な状況にあり、極めて困難なビジネス環境に適応することが難しい時期でした。新たな競争相手、急速に変化するテクノロジー、短期化する製品サイクルに加え、原油価格の上昇により多くの顧客が奪われ、米国から広がった金融危機も 世界的に影響を与えました。 次の『Aviation Week & Space Technology』の元編集長、Tony Velocci氏との対話で、Curado氏は自らの経営哲学と会社の文化を変えるための努力について語っています。

抽出

エンブラエル社は、2000年のビジネス航空分野への参入でLegacy 600ジェット機を導入してから、市場の破壊力として広く知られています。 エンブラエル社と他社との違いは何でしょう?

大胆であることは当社のコアバリューの1つであり、お話しの点に大きく関係しています。 市場における機会を見つけ、市場の要件に合わせて完全にカスタマイズされた製品を他社と比べて極めて競争力のある価格で提供するための優れたプロセスを手にしています。 もちろん、何をすべきか知るだけではありません。 うまく実行する能力も必要です。 例として、Tucano軍用機、練習機、KC390軍用輸送機、Phenom 100/Phenom 300ジェット機があります。 最近は特に、品質、生産効率とエンジニアリング・プロトタイプの点で大きく発展を見せています。

エンブラエル社ではプロセスのテクノロジーの革新を強く重視するために何を行っていますか?

まず、今後10年、15年という長期の投資をしています。 第2に、当社のP3プログラムに含まれる450のワークセルは異なる職域のスタッフから構成され、創造性を引き出すことと継続的なプロセス改善を業務としています。 第3に、一部には「オフサイト」と呼ばれていますが、これを多く活用して新規の革新的な発想をともに議論し、投資の方向性を決めるのに役立てています。R&Dであっても新興企業であっても、これはテクノロジー・イノベーションの大きな源となります。 これは、社内の知識のコミュニティをつなぐ役割をしています。 このプログラムは、Innovaと呼ばれています。 あらゆる事柄をプロセスの基礎としています。イノベーションとはまさにプロセスです。

将来に向けた戦略的優先事項は何ですか?

第1は人です。当社のアジェンダに積極的に関わり強い意欲を維持することです。 現状は? ノーですが、現実にこれは、どの企業にとって終わることのないプロセスです。 第2の戦略的優先事項は、多様化です。 10年前は、私たちは単一製品、すなわち地域向けのジェット機を提供する企業でした。 防衛関係の事業はわずかでした。 ビジネス航空の市場に参入したのが2000年です。 今日では、ビジネス、商業、防衛航空分野を対象に、各国のお客様にアフターセールス・サービスとサポートを提供し、ブランドもよく認知されています。 この3つのコア事業を継続して拡大していきます。 3番目の優先事項は[...]

サプライヤがお客様の要求を理解し、お客様がサプライヤにとってのリスクを理解することで、さらに良好な関係ができる。

Frederico Curado エンブラエル社、社長兼CEO