Aerospace Quality Management

製品品質とビジネス・プロセスは互いに密接な関係にあり、どちらも目標とする品質を実現させるために再現性という手段に頼っています。 品質を改善するには、現状の業務活動を評価し、正しいプロセスに従っているかをチェックし、データを分析し、現在の作業方法を変更することに同意することが必要です。 継続的プロセス改善の哲学を念頭に置いて構築されたDassault Systèmesの製品ライフサイクル管理(PLM)は、これらの活動をすべてサポートするツールをご提供します。 以下に、Dassault Systèmes(3DS)の Aerospace Quality Managementソリューションがもたらす利点のいくつかをご紹介します。

ビジネス・プロセスの再現性
発明という行為は再現とは正反対のものですが、航空宇宙・防衛(A&D)プログラムが発明を促進し、そ の発明を市場で売れる製品として具現する手段として使うビジネス・プロセス自体は再現性のあるものでなくてはなりません。 Dassault SystèmesのPLMソ リューションは、網羅するビジネス・プロセスの幅広さ、大規模なデータ再利用とプロセスとの間の相互作用を通して、A&Dプログラムの再現性をさらに大きく高めることができるよう支援します。 特に、正式な同意と承認を必要とするコラボレーティブな活動は、専門分野の境界を越えてデータを共有することから始まります。 意思決定の指針となる適切な手順のすべてを記述する全ドキュメンテーション(「command media」と呼ばれる)を、クリエイティブな作業が行われるのと同じ環境に保存することができます。

ビジネス・プロセスのメトリック
一貫性のあるプロセスが実施されると、便利な業績測定も可能になります。 Dassault Systèmesの PLM システムでは、実施されたすべてのプロセスに測定機能が組み込まれています。 改善の機会を探すため、業務活動の査定が時間をかけて行われます。 製品品質に関連する典型的なプロセスは、問題の発見(向上または顧客による)に始まり、問題分析、設計変更を経て、製造過程における変更の実施にいたります。 多くの専門分野とITシステムが関係するこのようなフローのために、Dassault Systèmesのソリューションは、すべての活動を1つの環境内でサポートします。 生産提案やカスタマー・サポートなどの他のシステムに由来するデータを統合させることにより、製品品質を企業全体で見て、その傾向線が得られます。 これにより、問題の根本的原因が見やすくなるだけでなく、組織全体での対処が簡単になります。

監査
「許容外」の結果になる最も一般的な原因は、確立されたプロセスを遵守できないことにあります。 これは、工場にもオフィスにも言えることです。 製造実行システムは、一つには工場の問題に対処するために開発されました。 A&Dプログラム・オフィスとすべての統合された製品チームにとって、Dassault Systèmesの PLM システムはこの製造実行システムと同じ役目を果たすことができます。 このシステムは個々のクリエイティブな能力を抑制するものではなく、人間が下す意思決定に役立つ多くの機能を備えています。その一方で、承認された協働プロセスのあらゆるステップを履歴データで追跡します。 これらのデータにより、協働の過程においてどのようなステップが踏まれたかを示す証拠が監査官やプロセス改善分析担当者に提供されます。 これにより、 CMMI (能力成熟度モデル統合)のような検証の取得や保持を正当化しやすくなります。 そして、契約遂行期間中にすべての適切な措置が取られたことについて、契約の監査担当者の確信を得ることができます。

分析
価値ある分析を行うには、信頼できるデータが必要です。 Dassault Systèmesの PLM システムは、互いに依存するプロセスのデータと成果物を関連付けることにより、原因とその結果の理解を深める高度なトレーサビリティをご提供します。 これらのデータは、当初の契約および要求事項から、顧客に納品される製品として物理的な形となったユニットにいたる全過程を含みます。 データの複製がミスの原因となることがよくありますが、このソリューションのデータ統合機能は、 PLM システムの外部の多くのデータを、あたかも PLMシステムのネイティブ・データであるかのようにリアルタイムで表示します。

プロセス改善
問題が特定され、その根本的原因が分析されると、状況を改善するための解決方法を考えなければなりません。 原因がどのようなものであるかによって、製品設計の変更、工具の変更、プロセス変更など、解決方法も変わってきます。 これらに対し、適切な製品およびプロセスの変更手法が与えられます。 事業運営に関わる原因は、単純な課題追跡やアドホック承認から本格的なプロセス改善プロジェクトにいたるまでの広範囲な機能が、さまざまな状況に対処すべく、難易度と複雑性の異なる手法をご提供します。 最も肝心なのは、プロセスとデータが改善されている間、改善手法とツールが同じシステムに存在し、関係者全員が視覚的にその過程を把握でき、貢献する機会を持てるということです。

Aerospace Quality Managementソリューションには、以下の機能が用意されています。

  • 非準拠管理
  • 品質傾向分析
  • プロセス改善
  • 物理的検査

グッドリッチ社のリーン製品開発イニシアティブをサポートするコラボレーションとデータ再利用を改善するため、社内のPLMプロセスとメソッドを開発しようとしています。

Michael Collier Design Technologies, Staff Engineer, Goodrich Aerostructures