第6回 メカニカルデザインセミナー  「Mechanical Design 2013」

On July 05, 2013
東京都港区赤坂2-5-6 山王健保会館会議室 Japan

メカニカルデザインは、第6回 メカニカルデザインセミナー  「Mechanical Design 2013」を開催いたします。

CAEの中核を占める汎用FEMが完成期に入ったことを踏まえ、昨今のCAEは単なる解析ツールとしての役割から、近代的な工学理論のアーカイブとして機能を変化させてきています。同時に、演算の高速化・大規模化だけでなく、従来にない解析領域に機能が拡張され、マルチフィジックスへの道のりが開きつつあります。
実用面では特に非弾性材料のモデリングに関連して、亀裂伝播や疲労の問題、電気や音響の場との連成、超弾性と粘弾性の組み合わせ、ユーザサブルーチンによる構成則などは、これまで現実的なアプローチが難しかった課題ですが、ようやく現実的な道具立てが整ってきました。今回は、これらの問題に対する弊社の取り組みを紹介するセミナーと致します。

日  時

2013年 7月 5 日 (金)10時~17時

会  場

関東ITソフトウェア健康保険組合・山王健保会館会議室
東京都港区赤坂2-5-6

(地下鉄銀座線・南北線溜池山王駅下車徒歩3分)
http://www.sixapart.jp/seminar/sannou.html

主  催

株式会社メカニカルデザイン

参加費用

¥10,500 税込

プログラム

【テーマ】 「次世代の汎用FEMを構成する技術」

■10:00~12:00
①「汎用FEMがもたらしてきたもの -製品設計と検証技術に関連して-」
汎用FEMの技術的な完成を前提として,特に欧米では V&V などの新しい潮流によって,code-to-code確認,解析モデルの検証など新たな標準化の流れが起きようとしている.この動向を解説すると共に,以下の講義全般の構成について概説する。

②「破壊と損傷のモデリング」
これまでの汎用FEMは,連続体力学の適用を建前として破壊そのものをモデリングするのではなく,破壊が発生する以前の応力状態を知ることを主眼に構成されてきた.そのため,これまで散発的に追加されてきた破壊と損傷のモデルは,その種類の増加にともなって,きわめて見通しが悪いものとなっている.現実の課題に即してどのモデルが適切で,どんな材料データが必要かを考えることは苦難に近い.今回は当面の道しるべになるように,破壊と損傷のモデルについて現在の弊社の知見を発表したい。

③「構造系FEMによるマルチフィジックスの解析」
構造系の汎用FEMのなかに用意されているマルチフィジックスの機能を,今日のAbaqusを例に取り総覧してみる.このなかから,電気・応力の連成として圧電の解析,電気・熱・応力の連成としてスポット溶接の解析,また音響・構造の連成として音響管の解析を取り上げ,ポイントを解説する。

■昼休み

■13:00~15:30
④ 「超弾性‐粘弾性構成則によるゴム材料のモデリング」
超弾性による大ひずみ領域の解析,また粘弾性による時間領域の解析は,その実験的な手法も含め,今日,おおよそ完成したと考えられる.しかし現実の材料では,それらが共存して振る舞う場面が少なくない.粘弾性解析は微小なひずみを対象とすることが一般的であるために,超弾性との組み合わせを安易に議論することには難があるが,現在の汎用FEMに搭載されている機能を用いて,どの程度の解析ができるかを検討した結果を解説する.実例として,非線形CAE協会で実施された試験をトレースした結果についても紹介する。

⑤ 「Abaqus・UMATによる材料構成則のモデリング」
高付加価値の材料開発の要請のなかで,一般的な材料の構成則では表しきれない材料のシミュレーション技術が求められるようになってきた.Abaqusに用意されたUMATを例に,その基本的な考え方と用法について解説する.フォンミーゼスの弾塑性構成則を取りあげ,コーディングのポイント,入力ファイルの記述について,実行方法,ポスト処理などの補足的な注意点を含め解説する。

⑥ 「弊社における最近の実験技術」
弊社では,ゴムの超弾性多軸計測,樹脂の粘弾性計測などについて,FEM応用を前提にした実験技術を提供してきた.その一端を解説するとともに,デジタル画像相関法の応用,多孔質体の計測,ポアソン比の計測など,最近の取り組みを紹介する.また粘弾性に関連して,今後弊社で導入を予定しているせん断(ねじり)タイプの粘弾性計測機に関連する技術的な見通しについて報告する。

⑦ 「総括」
現在,弊社では以下のアカデミックとの共同研究を推進している。
・ 縦ひずみと横ひずみの同時計測に基づいた,せん断・体積成分を分離した粘弾性モデリング
・ 高速の引張・圧縮計測とデジタル画像相関法を組み合わせた,樹脂材料モデリング
・ 発泡樹脂材料の超・粘弾性計測,マイクロ可視化,動的応答計測による衝撃緩和構造のモデリング

これら諸項目と,今日の汎用FEMの最新事情,また弊社の技術役務提供との関連性を総括する.弊社では昨年よりAbaqusの代理店販売を開始した事情もあり,それとの関連を踏まえ,今後の方針について説明する。

■15:40~16:50 招待講演
「新しいシミュレーション技術への期待と可能性」
      横浜国立大学・山田貴博 教授
CAEの基礎となる固体構造の数値シミュレーション分野においては,日々新しい技術が開発され,汎用コードに対しても新機能として採用されている.ここでは,このような新しいシミュレーションの技術について,開発が必要となった背景とその適用分野について,対象とする問題の特性から整理し,概観する。

■16:50~17:00 閉会

■17:30~19:30 懇親会

参加登録

http://www.mech-da.co.jp/seminar/mday2013/mday.html<//a><//a><//a></><//>

お問い合わせ

文書課 河野、大川   mechday@mech-da.co.jp
TEL:042-482-1539  FAX:042-482-5106

 


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